トランスフォーマー キングダム
KD-16
TRANSFORMERS WAR FOR CYBERTRON: KINGDOM
KD-16
GALVATRON
通常販売(国内・海外)
今回レビューするのは国内版(KD-16)になります。
海外版(WFC-K28)の初期ロッドで見られた肩の組み間違いは直っていました。
【キングダム/KINGDOM】
TF歴代の人気キャラクター達をリブート!武器やエフェクトパーツを装着できる共通規格ジョイントを装備。
よりリアルな戦闘シーンを再現できます。新シリーズでは、いよいよあのビーストウォーズで活躍したヒーロー達が参戦! 3部作の最終章を飾る新シリーズ「キングダム」です!
【ガルバトロン/GALVATRON】
オプティマスプライムとの戦いにより負傷したメガトロンが ユニクロンによって改造された姿。 惑星を破壊する程の威力を持つSFレーザー砲台に変形。 首にかけられるマトリクスが付属。
テックスペック
体力? 知力? 速度? 耐久力? 地位? 勇気? 火力? 技能?
【パッケージ】
国内版の為、日本語表記になっています。
対象年齢15才以上。
上面。
サイドには正面にまたがってTFのロボットモード時とオルトモード時のイラストが描かれています。
キングダムのメインイラスト。
注意事項。
【中箱】
このように梱包されていました。
【説明書】
右上に日本語のシールが貼られています。
【ゴールデンディスクカード/Golden Disk Card】
カードのイラストはブラックアラクニアでした。
ガルバトロン/Galvatron
リーダー/Leader Class
【ビークルモード/Vehicle Mode】
ギャラクティックキャノン/Galactic cannon
国内では「SFレーザー砲台」と言う名前になっています。
G1デザインに近いという事で楽しみにしていました。復刻版を含む当時の型の玩具は遊んだ事がないので比較は出来ませんが過去発売されたユニバース版(国内では変形!ヘンケイ!)はクラスがデラックスと小さくビークルモードもオリジナルのガルバトロンとは違い戦車の為、迫力不足やG1ガルバトロンとして見ると違和感がありました。
数年前に前トリロジーで発売されたタイタンズリターン版(国内ではレジェンズ)ではボイジャークラスになりビークルモードもSFレーザー砲台になるなどガルバトロンとして他のTF達と並べられる大きさ・要素がありましたが現トリロジーを遊んでしまうとトリプルチェンジャー仕様、タイタンマスター(ヘッドマスター)ギミックや頭部のマスク、パーティクルビームキャノンの取り付け位置など気になる部分も多く、今回のG1の姿に近いガルバトロンの発売は本当に嬉しかったです。
各アングルから。
クリパーツの砲身部分はパッケージと説明書で向きが異なっていました。塗装されている個所が上下に載っていたのがパッケージで、左右に向けているのが説明書に載っている向きになります。正確にどちらが正規の位置かわかりませんでしたが国内の公式HPには左右に向けたものを使っているので載せている写真は左右に向けて撮っています。
各部には付属するアクセサリーを装着できる箇所があるので...
【ビークルモード/Vehicle Mode】
ギャラクティックキャノン/Galactic cannon
このように装着しておくことが可能です。説明書のステップ数はこの状態までナンバリングされているので玩具的にはこの状態が通常の形態だと思います。
余剰パーツが出ないようになっているのが良いですね。マトリクスが装着されているのはトランスフォーマー ザ・ムービー/The Transformers: The Movieを思い出します。サイドキャノンは船としての印象が強いので武器としてはあまり馴染がありませんが装着した姿はとてもカッコ良くまとめられていますね。
各アングルから。
ここまで写真を載せて来ましたが説明書にはないロックができる箇所があります。また今回載せてある写真は全てロックをしてある写真になります。
箇所としましてはクリアパーツの砲身が接続してある円形上のパーツ、その下のロボットモードの胸部部分にピンを接続する凹ジョイント様な箇所があり無限軌道部分の付け根部分には凸ジョイントがあるので接続して固定できます。説明書を読み返してもここの記述は無い為、正規の変形とは違うのかもしれません。
個人的には無理に接続するわけでは無いので心配はしていませんでしたがTFwikiによると白化するという記述もあるのであまり推奨は出来ない気がしてきました。
(こういった箇所はロボットモードでもありますがそちらは後述)
【各部アップ】
ビークルモードでウェザリングが施されている個所になります。
【ジョイント】
各所には5㎜凹ジョイントが多数あります。
また砲口は5㎜凹ジョイントになっているのでエフェクトパーツ取り付けることが可能です。
パーティクルキャノンの一部パーツは上部に接続されていますがここは5㎜凸ジョイントになっていました。
下面。
スタンド穴はありませんでした。
また現トリロジーでは珍しく3㎜凸ジョイントも確認出来ません。
【可動箇所】
底面から見ると無限軌道部分と下部のスタンドに見える部分には車輪パーツがあるので...
コロ走行が可能です。
それと無限軌道部分と後部にあるスタンドに見える箇所は可動箇所があり、角度が付けられるようになっています。
「トランスフォーム!」
【ロボットモード/Robot Mode】
ガルバトロン/Galvatron
ロボットモードで付属するアクセサリー類を装着した状態。
上記にも書いた通り、前作のトリロジー(国内ではレジェンズ)でも発売されましたがアニメ プライム・ウォー・トリロジー/Prime Wars Trilogyには登場しませんでした。今回はアニメ ウォー・フォー・サイバトロン・トリロジー/War for Cybertron Trilogy(アースライズから)に登場し発売が期待されていましたが玩具は最終章になる「キングダム」で発売となりました。
【ロボットモード/Robot Mode】
ガルバトロン/Galvatron
アクセサリー類を外した状態。
変形の難易度はそこまで高くなく変形方法は個人的に驚く箇所があり楽しみながら変形させられました。ロボットモードのバランスは写真で見ると気になる箇所もありますが手に取って遊んでみれば気にならなくなってくると思います。
カラーリングはトランスフォーマー ザ・ムービーやウォー・フォー・サイバトロンを見るともう少し青っぽいのですが皆が求めていたガルバトロンのカラーはこの色なのかもしれません。
各アングルから。
国内版は海外版のWFC-K28の初期ロットで見られた肩の組み間違いが直っているのが注目ポイントだと思います。
パッケージにはロボットモードで入っていましたが開封して手に取ってみるとズッシリした感じがたまりませんでした。拳裏や足裏などに肉抜き穴がありますが腿などにはあまり見られない為ミッチリしているのがまた良いですね。ただ頭部後ろに配置された三角形の様なパーツは固定できないのが個人的に気になりました。
【頭部アップ】
理想的な顔です。タイタンズリターンでは前面だけのマスクだった為、個人的に気になっていたのですがこの様な理想的な顔で立体化されたのは本当に嬉しいです。
【各所アップ】
ロボットモードでウェザリングが施されている個所になります。
【ジョイント】
各所には5㎜凹ジョイントがあります。
またキングダムの説明だと「共通規格のジョイントを装備」と記載されていますがビークルモード同様に3㎜凸ジョイントは確認出来ませんでした。スタンド穴もビークルモード同様にロボットモードでも無いので最近の規格から考えるとそこは気になってしまいます。一応背面には5㎜凹ジョイントがあるので別売りのスタンドにジョイントを接続し5㎜にすれば装着できると思います。
【アクセサリー/Accessories】
パーティクルキャノン/Particle cannon
クリアパーツがとても綺麗です。シージ メガトロンのフュージョンキャノンより大きくなっているのも好印象でした。
サイドから。
クリアパーツに塗装されている個所は充填されたエネルゴンを表しているのでしょうか?
また写真の様に2ピースで接続されています。
砲口は5ミリ凹ジョイントの為、エフェクトパーツを取り付ける事が出来ます。
腕部の5㎜凹ジョイントに装着してポージング。
手に持たせるとこんな感じです。
サイドキャノン/Side cannons
同じ物が二つ付属します。
リベンジ/Revenge
単品アップ。
名前とデザインはユニクロンがガルバトロンに与えた宇宙船から。
サイドから。
塗装箇所などはありませんでした。
上面。
下面。
銃口は3㎜凸ジョイントの為、エフェクトパーツを取り付ける事が出来ます。
宇宙船の様にディスプレイ。
手に持たせてポージング。
各部にある5㎜凹ジョイントに装着してみました。
ロボットモードでは背面には凸ジョイントがありサイドキャノンには凹ジョイントがあるので...
このようにマウント出来ます。
【ロボットモード/Robot Mode】
ガルバトロン/Galvatron
背中に武器を装着して全体像。
【ギミック】
更に上面にはサイドキャノン同士を接続できるジョイントがあります。
サイドキャノン/Side cannons
接続した状態で単体アップ。
こいらも宇宙船に見立ててディスプレイ。
個人的には機動戦艦ナデシコ -The prince of darkness-に登場したユーチャリスを思い出します。
手に持たせてポージング。
マトリクスオブリーダーシップ/Matrix of Leadership
トランスフォーマー ザ・ムービーでガルバトロンが首に下げていたのを再現出来ます。
マトリクスとチェーンは5㎜凸凹ジョイントで接続されています。
マトリクスの単体アップ。
型としてはアースライズ オプティマスプライムに付属するマトリクスと同じ。ただクリアパーツではなくなっています。
チェーン部分の単品アップ。
塗装などは施されていませんでした。
このように首に下げることが可能です。
ただビークルモードとは違い固定は出来ません。
【ロボットモード/Robot Mode】
ガルバトロン/Galvatron
マトリクスを首から下げた全体像。
頭部のサイズさえ合えば他のTFにも首に下げさせる事が出来ます。ただガルバトロンの様に胸部に厚みが無いと浮いているような感じになってしまいます。
フル装備。
【可動箇所】
頭部はポールジョイント接続なので360°の回転が可能、ただ上側には向けられるものの下側には向けられませんでした。頭部両サイドにある黒いパーツは可動箇所があり、肩は360°回ります。肩と肘の間にはロール軸があり肘は二重関節で180°曲げることが可能です。手首は変形の関係で内側に収納されますがロール軸になっています。
頭部の両側にある黒いパーツは写真ぐらいまで動かせます。
腕は上方向にここまで上げられます。
ビークルモード時も説明書に記載のないロックが出来る箇所がありましたがロボットモードでもあり、ビークルモード時の無限軌道部分が肩裏のピン穴に差し込めます。こちらはビークルモードの様な白化する危険もないように思えますがここを接続してしまうとロールが出来なくなってしまい可動範囲が狭まるのでポージングさせて置く場合は使わない方が無難かもしれません。
矢印の箇所が干渉してしまう為...
腰は360°回転出来ず写真ぐらいまでが限界です。
腰回りのパネル類はここまで上げられます。
サイドパネルは干渉する胴体から逃がせば360°回転可能。
股関節は前後のロール軸があり、丸で囲ったところにも可動軸があるのでこの方向だと写真ぐらいまで横に上げられます。腿のパーツ内にはロール軸、膝関節は90°まで曲げられます。足首は横に動かせ、踵のパーツは動かせますが足首自体を前後には上げられません。
股関節は前後に写真ぐらいまで上げられます。
開脚はここまで出来ます。
接地は写真ぐらいまでが限界。このシリーズ的にはもう少し可動して欲しかったところですね。
「フハハハハハ!」
「お前は一体、何者なんだ?...」
「目障りだ!今すぐ存在を消してやろう!」
「いつでも心に怒りを燃やせ!いつでも憎しみを滾らせるのだ!怒りと憎しみを思い出させてやろう!」
「自分の運命は自分で切り開く!」
「そうだいいぞ、その調子だ!」
「お前の様な、得体の知れない奴は信じない...」
「ああ、それでいい...決して誰のことも信用などしてはならんぞ!」
「止めろ!...止めろ!くそ...止めろぉぉ!」
「お前は先に行って待っていろ!」
「ここはもういい、行くぞ!」
「そうだな、行こう!」
「時の流れが俺たち二人を変えたのだ、我が懐かしの友よ!」
「俺の運命をお前なんぞに決めさせるものか!」
「この愚か者めが!」
「お前を救いたかった!」
「うおぉぉぉ!」
【比較】
PF WFC-02 メガトロンとオルトモードで比較。
高さもあるのでガルバトロンの方が全体的なボリュームは上ですね。
PF WFC-02 メガトロンとロボットモードで比較。
背もガルバトロンの方が高いので並べた時に良い身長差になると思います。
武器を持たせて1枚。
機会があればNetflixで配信しているアニメ ウォーフォーサイバトロンを視聴するのをオススメします。
setumeidou51point.hatenablog.com
WFC-016 ネメシスプライムとオルトモードで比較。
WFC-016 ネメシスプライムとロボットモードで比較。
最後は武器を持たせて1枚。
両方ともリーダークラスですがネメシスプライム自体はボイジャークラス、付属品が多くなった為リーダークラスになっていますがガルバトロンはサイズ的には今までのリーダークラスに届かないまでもボイジャーより大きく設計されており各部のミッチリとした感じがボイジャーでは無い感じを実感させてくれます。
以上【キングダム/KINGDOM】 トランスフォーマー キングダム KD-16 ガルバトロン のレビューでした。
国内ではPF WFC-02 メガトロンが発売した次の月にこのガルバトロンが発売されたのがタイミングが良かったと感じました。また国内版では海外版にあった肩の組み間違いが直っているので安心して購入できるのが嬉しかったです。
まず手に手に取ってみると満足感が堪りませんでした。正直遊んでみた感じはシージ メガトロンの型より上半身などの可動範囲は広がっているものの下半身などの可動範囲が思っていたより狭い為、ポージングなどは考えてしまう箇所もありますがG1のデザインに近いガルバトロンそしてウォー・フォー・サイバトロンに登場したガルバトロンとしては現状理想的なガルバトロンだと思います。
型としては3㎜凸ジョイントが武器にしかないのでスタジオ86シリーズの様な感じもありました。そこは気にしないにしてもスタンド用のジョイント穴が今の規格で無いのはやはり気になってしまいます。
新シリーズのレガシーではウェザリングが無いガルバトロンが発売される予定なので劇中再現を考える場合はそちらの方が需要は高そうですね。ただ今のところ国内での販売予定は無いので今お勧めしたいガルバトロンはこちらになっていると思います。ぜひ手に取って遊んでみてください!
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「ありがとうございました!」