MP-1B コンボイ ブラックVer.
Transformers Masterpiece
MP-1B Convoy Black Ver.
MASTERPIECE
2003年にデビューした「マスターピース」は、トランスフォーマーの人気キャラクターを最新・最高の技術によって現代に甦らせる、まさに変形ロボット玩具・最高峰のブランドです。
【ストーリー】
ガルバトロンIIの出現により、一時弱体化していたデストロン勢も鼓舞されて再び各地のエネルギー強奪に力を注ぎ始めた。この事態を重く見たレーザーウルトラマグナスだが、血気にはやるデストロン側にサイバトロンは劣勢気味であった。
そこでガミードはデストロン軍団に対し、ある精神的戦略を立案。それはデストロン兵士の多くが潜在的に抱いている“コンボイ”への畏怖を巧みに利用したもので、「コンボイ」タイプの「エルデドロイド」を各地へ派遣して現在の難局をしのぐというプランだった。完成したエルデドロイドのコンボイはホイルジャックが遺した物質複製機で次々とコピーされ、最終的に21体が実働可能となる。本部のフリップサイズの遠隔操作で稼働する各エルデドロイドが、それぞれの任を背負い各惑星へ向かう！
ここに書かれた設定とストーリーはe-HOBBのHPに記載されていましたが現在はページが消失しています。
(一部自分の言葉に書き換えている為、正確ではありません)
テックスペック
体力10 知力10 速度8 耐久力10 地位10 勇気 火力8 技能10
【パッケージ】
前面。
背面。
サイド。
(両サイドは同じデザイン)
上部。
下部。
対象年齢15才以上 。
【ブリスター】
(2つとも入れ直しただけですので購入時とは違うかもしれません)
【説明書】
MP-1 コンボイと違い白黒の取扱説明書 になっています。
【キャラクターカード】
表面。
玩具を元にしている気もしますがオリジナルデザインのイラストです。
裏面。
こちらのカードはカラーになっています。
本来なら説明書やカード(海外だとメタルネームプレートが追加で付属)の他にコミックが付属します。
以下内容↓
【コミック】
コンボイは、過去47日間に発生した人間の船舶への攻撃急増に関するミッションブリーフィングの為にサイバトロンの仲間を集めた。そこで8日前にカルボンビア社会民主連邦共和国の輸送船を攻撃したとされる破壊されたバイオメカニカルクリーチャー(怪物)を見せる。その生き物の死体にはDNA改変とナノテクノロジーの証拠があり、サイバトロンはデストロンの関与を疑った。さらに3日前にも攻撃中に別の生き物(2体目)が目撃され、それを追跡すると水中にデストロン基地を発見した事、海洋チームが現在調査中である事をコンボイは仲間達に説明した。
海面下では2人のプリテンダー、スプラッシュダウンとウェーブライダーが「貨物」が入った潜水艦をディセプティコン基地に輸送していた。彼らは近づくにつれて警備員のいない事に気付くが、基地内部に入って行く。内部にはグレンとボーンクラッシャーがおり、出くわす形となったが、潜水艦ではクリフ、ランボル、ダンが操る黒いコンボイ(エルデロイド)を外に出すために「貨物」が開いた。
この計画は、全てのデストロンが持つ固有のコンボイへの恐怖を利用していた。グレンとボーンクラッシャーはダンが操るコンボイに恐怖しダンは簡単に2体を倒すことに成功する。尋問を行い、サイバトロン達はデストロンが海の怪物を作った事・基地の中に閉じ込めてある事を聞き出し、その部屋を発見する。
更に基地内を探索し外の海に繋がるプールがある部屋に入って行くダン。しかし、水面を見渡す時、メガトロンに後ろから襲われる。大きな衝撃で倒れるものの、ロボットの体に痛みを感じない。そこにはボロボロのメガトロンが立っていた。
メガトロンは新しいデストロンの指導者ガルバトロンⅡによって処分され卑劣な地位に降格させられていたのだ。武器も持たないメガトロンを撃つ事は「コンボイの道」では無いとダンは信じ素手でメガトロンと戦闘に入る。殴られても痛みを感じないダン(コンボイ)は、最高のコンボイの印象を与えたが体は危険な量の損傷を蓄積していた。メガトロンは既にダンの策略に気づいており、ダンが本当のコンボイではないことを知っている事を明らかにする。メガトロンはダンのトリックを信じた者を愚か者として非難し、彼に本当のコンボイに戻り、まだサイバトロンの手に生き物の達の全ての責任を残している事を宣言をすると、巨大な怪物がプールから現れた！
一連のストーリーはガルバトロンⅡのバイオから始まりレーザーウルトラマグナス、ハイブリッドスタイル コンボイ ブラックバージョンの順で続きこのMP-1B コンボイ ブラックVer.に繋がっていきます。
その後発売されたMP-3G スタースクリーム ゴーストVer.に付属するe-HOBBコミックスはこのストーリーの続編になっており...
「怪物はダンが操る黒いコンボイ(エルデドロイド)を触手で繋ぎ、彼から命を奪い始めました。ランボル、ワーパス、クリフは彼を見つけましたが、彼はほとんど死んでいると言いました。」と言う内容が確認出来ます。
(こちらも自動翻訳を自分の言葉で多少変えています)
コンボイ ブラック Ver./Convoy Black Ver.
サイバトロン/Autobot
マスターピース/ Masterpiece
この型の最終後期型、MP-4のリカラー商品ではなく最初期型のMP-1のリカラー商品。
【ビークルモード】
ボディのブラックは亜鉛合金の部分は塗装されておりABSの箇所は成形色。
フロント・サイドガラスはクリアレッド、ピンクにも見えますね。
メッキパーツも多用されています。
サイド。
ホイールはメッキ。タイヤは合成ゴム。
下部。
エンブレムはサイバトロン/Autobot。
プリントではなく造形されています。
正面。
グリルやバンパーのメッキが眩しい!
テールランプやウインカーなどはクリアパーツです。
【各所アップ】
マスターピースの為非常に造形がリアルです。
「当時の技術を全て注ぎ込まれ作られた玩具」と言った印象。
【ギミック】
サスペンションギミックがあります。
(←通常・→上から押した方)
特に需要があるかわかりませんがタイヤとホイールは簡単に外すことが出来ます。
タイヤを外すとバネが確認できます。
【トレーラー(ダンボール)/trailer(cardboard)】
ペーパークラフトコンテナ
内箱を使用して組み立てます。
両面テープ等で組み立てるのですが今回のレビューでは使用しておりません。
カラーリングはe-HOBBY限定 ハイブリッドスタイル コンボイ ブラックバージョンのコンテナに準じています。
サイド。
赤いライン上にサイバトロン/Autobotエンブレムが確認出来ます。
【トレーラー装着】
トレーラー(ダンボール)/trailer(cardboard)取り付けた状態。
サイド。
やはりダンボールと言ってもトレーラー部分があるのは嬉しいです。
「トランスフォーム!」
【ロボットモード】
コンボイ ブラックVer.
ネメシスプライムに代表される「悪のコンボイ」 ではありませんがネメシスカラーになっている司令官。(エルデロイドと言うドローン戦士)
このブラックカラーはエネルギーを吸収するブラックコーティング/energy-absorbing black bodyという設定です。
アニメのデザインを玩具で可能な限りリアルに再現したような造形です。
それとこの型は元々細かい傷やヒビが入っているみたいです。
その為塗装剥がれやキズなどが元々のものなのか判断がつけられず...
(余談になりますがこの型は海外では安全基準に引っかかってしまう為一部仕様が違います)
【頭部アップ】
目は赤いメッキで光を当てると反射します。
(集光ギミックはありません)
ギミックとして後部のスイッチを押すと...
マスクが上下に動き喋っているコンボイを再現する事が出来ます。
エンブレムはオートボット/Autobot。
【各部アップ】
各部にはメッキが施されており、接地面にもモールドがあります。
【ギミック】
胸部の開閉
胸部を開けることによりマトリクスチャンバー(マトリクスボックス)に納められているマトリクス/Matrixを確認できます。
マトリクス/Matrixの着脱
マトリクスの説明は付属品の方でさせていただきます。
マトリクスチャンバーにも細かくモールドがあります。
中央にはライトがあり...
頭部横のスイッチを押すと...
電飾ギミック
マトリクスを光らせることが出来ます。
マトリクスを外して光らせた状態。
電池はLR-44 2個を使用。
(電池ボックスは取り外せます)
個体差かもしれませんが胸部クリアパーツの裏側が白化しておりました。
通信パネルの展開(右腕)
矢印の箇所に通信パネルがあり開くと...
モニターが確認できます。
コンボイ司令官から通信!？
(シールで再現)
モニターの他にスイッチ類なども確認できます。
通信パネルの展開(左腕)
こちらも右腕同様、矢印の箇所に通信パネルがありますので開くと...
ロディマスコンボイが!
(モニターはシールです)
スイッチ類も右腕同様有りますが配置は左右で逆になっています。
足の空気口
足を矢印の方に押し込むと...
空気口が開きます。
(閉めるときは手動)
黒いコンボイとなっていますがエルデロイド(ドローン戦士)になっています。
ホイルジャックと人間型エイリアン戦士 義勇兵 ガミード/Ga'medeが作り上げ、心理的・物理的に敵を倒す為、コンボイ/Optimus Primeの姿を模しているみたいです。
ホイルジャックが作った機械を使い全部で21体生産されましたが前述した通りドローンとして外部から制御(フリップサイズ/Flip Sidesによって)されて動く為、TFの心は持ち合わせておりません。ただ1体だけダン(恐らくダニエル・ウィトウィッキー/Daniel Witwicky)に基づく人工知能プログラムによって動いている個体があります。
【付属品】 
マトリクス・イオンブラスター・エナジーアックス・メガトロンガン(一式)。
【マトリクス】
マトリクス/Matrix of Leadership
中央のクリアパーツ以外はダイキャスト製です。
設定的には違うと思いますが「デッドマトリクス」にも見えてしまうカラーリング。
集光ギミックがあります。
手に持たせる事が可能。
開閉させる事も出来ますので電飾ギミックを使いマトリクス開放を再現!
【レーザーライフル】
イオンブラスター/Ion blaster
塗装はMP-1 コンボイから変更されマスクや腿部分と似ているダークグレー。
(少しメタリックっぽいですね)
サイド。
銃口の中は赤くなっています。
指が全て独立して動かせますので
手に持たせることが出来ます。
【エナジーアックス】
エナジーアックス/Energon-axe
こちらも色が変更されておりクリア成形の上からクリアレッドを吹いているのだと思います。
軟質の素材なので歪んできてしまいますね。
矢印の箇所でエナジーアックスの向きを変えられます。
下から見るとピンが見えます。
ただ回転軸があるところは白化していたので一応注意しといた方が良いかも。
拳をこの形にし、腕の裏にあるパネルを起こします。
起こしたパネルを下にひき拳を腕の中に収納します。
最後にパネルを起こした時とは逆に戻します。
拳を収納した腕部に装着します。
(装着するエナジーアックスのパーツは向きがあるので注意)
【メガトロンガン】
ガンモード メガトロン/gun-mode Megatron
サイレンサー/silencer・スコープ/scope・ストック/stockはそれぞれ取り外しが出来ます。
比べた事はありませんがこちらもMP-1 コンボイ付属の物より暗い色に変更されているそうです。
サイド。
エンブレムはディセプティコン/Decepticon。
持ち手を斜め下にスライドさせます。
(スライドさせないと持てません)
持ち方はイオンブラスターと同じに指を動かして...
手に持たせることが出来ます。
(トリガーに指を置くことは出来ませんでした)
前述した通りここまで分解できます。
【サイレンサー/silencer】
【スコープ/scope】 
【ストック/stock】
【メガトロンガン】
ガンモード メガトロン/gun-mode Megatron
各部のジョイントが多少気になります。
サイド。
矢印の箇所にストックを装着するジョイントがある為こちらもスライドさせないと持てません。
持たせてみるとこんな感じ。
フル装備。
(メガトロンガンは持てず...)
【可動箇所】
【ビークルモード】
メッキの煙突部分が可動します。
(バネのギミック)
タイヤはコロ走行が可能です。
【ロボットモード】 
頭部・肩部は360°回ります。、丸で囲った肩は引き出し式になっており詳しくは後述させていただきます。肩と肘の間にロール軸があり肘は、90°まで曲げられ、手首はロール軸(内側にも可動)があります。
頭部は写真ぐらいまで上に上げることが出来ます。
頭部の突起部分も可動箇所があり...
←前にはこのぐらい。
後にはここまで動かせます→
肩部は引き出し式になっています。
上に上げられるのは写真まで。
拳は360°回転可能で内側にのみ捻る事が出来ます。
捻るとシリンダーが確認可能。
指は全て動かせます。
腰は360°回ります。
腰のパネルは上に上げることが出来ますので可動範囲を広げることが出来ます。
股関節は腰と繋がっている部分にロール軸、そのパーツ内にクリック関節もある為、柔軟に動きます。(ただクリック関節は適度の位置で固定できず開きすぎてしまいます)
更にその近くにもロール軸があり膝はほぼ90°曲げられます。
足首はポールジョイント、詳しくは後述させていただきます。
足のパーツやタイヤなどが多少干渉しますが前後にはほぼ90°曲げられます。
足の接地面は前にはあまり動きませんが真ん中に関節があるのでつま先部分を独立して動かす事が出来ます。後ろには写真ぐらいまで可動可能。
開脚は90°(干渉する限界)まで出来ます。
接地はこのぐらい。
余り接地性能は良くない印象。
足首はポールジョイントですが足のパーツに干渉してしまう為、接地面の可動域が狭く股関節がクリック関節の為、適度の箇所で固定できません。
(写真は股関節のクリックは使わず足首の可動を最大限に股関節をゆっくり開いた状態)
膝立ちは厳しいです。
【以下、適当なポージング】
ビークルモードで激走!
ロボットモード。
イオンブラスター装備。
エナジーアックス装備。
ガンモード メガトロンを装備。
ジェネレーションズ セレクト ギャラクティックマン ショックウェーブを踏みつけに!
シージ バリケードと戦闘に発展!
勝者は...
UW-EX 戦闘スペシャリスト バルディガスと相対する!
腕を掴み...
引き千切るコンボイ ブラックVer.!
メガトロンガンでバルディガスを撃ち抜く!
(画像加工です)
【比較】
ユナイトウォーリアーズのバルディガスと比較。
MPで最初に発売された型のリカラー品の為非常に大きいです。
【重量】
多量の亜鉛合金が使用されている為非常に重いのもこの玩具の特徴です。
本体のみで1140g。
一概に比べて意味があるかわかりませんがMP-1B コンボイ ブラックVer.の重さを約1200gとしユナイトウォーリアーズのバルディガスを約600ｇとすれば2倍の差があります。
遊んでいれば慣れてくるのでこの重さも玩具の特徴 ではありますね。
色々なシリーズの中でG1のデザインを受け継いだ黒い司令官or.ネメシス達のレビューはこちらです。
以上【e-HOBBY SHOP限定】 トランスフォーマー マスターピース MP-1B コンボイ ブラックVerのレビューでした。
非常にリアルに作られた玩具ですね。亜鉛合金も多用されており遊び辛いとも言えますがそこが魅力とも言えます。シリンダーギミックがあるTFは初めて触りました。上半身は良く動くと思います。シリンダーギミックがあるので肘は90°しか曲がらないのでそれが不満ぐらいでしょうか。ただ下半身は股関節のクリックが大きすぎるのと足首の可動が狭い為、素立ちぐらいしか安定しません。下にラバーの生地などを引けば遊べると思いますが本体の重量も重いので置く場所によってはポーズを付けて飾るのは難しいです(上記のポーズも両面テープを足裏に付けて撮影しております)
今の目で見ると気になる部分はありますがその分ギミックは充実していますね。
マトリクスのライトギミックやマスクの上下可動・足の通気口の開閉など驚きのギミックが満載です。付属コミックはあらすじを読んだだけですのでいつかちゃんと読んでみたいものです。色的にはMPで最初に発売された黒いコンボイで、このコンボイ ブラックVer.以降は「ブラックコンボイ」が発売されるようになりましたがやはり初代はこの玩具のイメージが強いですね。今思うと量産型の設定はレジェンズ ブラックコンボイに引き継がれた気もします。
今のMPシリーズのアニメよりの色では無くサイズも合わないので並べると浮いてしまいますがこの型の存在感は今でも色褪せません。
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「ありがとうございました！」
